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2025.1.9

お知らせ

BENCHMADEとは?日本正規代理店が徹底解説!

アメリカ・オレゴン州のBENCHMADE(ベンチメイド)は、現代のナイフ業界に置いて、最高峰のナイフブランドの一つといっても過言ではありません。

製造されるナイフは、米軍やNASAの月面探査(2026年以降予定)で採用されるなど、高い信頼と実績を持ちます。

日本では日常的にナイフを持つ文化が多くないため、その歴史やブランドの詳細についてはあまり知られていません。

そこで今回は、日本唯一の BENCHMADE 総代理店を務める山秀から、BENCHMADEについて詳しくご紹介させていただきます。

BENCHMADEとは?

BENCHMADEは、1979年に米国カリフォルニアで創業されたナイフブランドです。現在は、オレゴン州に工場を構えています。

歴史

BENCHMADEの歴史は、1979年にレス・デ・アシス(愛称:レスター)が「Bali-Song USA」として創業したことから始まります。社名の通り、当初はバタフライナイフ(バリソン)の製造に特化していました。この初期モデルは、カスタムナイフの手作業技術と現代的な製造技術を融合させたもので、業界に新たな基準を打ち立てました。

その後、 Pacific Cutlery Corporationに社名を変更し、製造を続けましたが、市場の不安定さと部品輸入が原因となり、倒産へ追いやられます。

しかし、高品質なナイフを作ることを諦めなかったレスターは、新しくBENCHMADEを創設し、世界最高峰のナイフブランドを作り上げました。

BENCHMADE オレゴン工場竣工式にて。レス・デ・アシス(左) 山秀 二代目 山田敏雄(右)

1990年には拠点をオレゴン州オレゴンシティに移し、最先端の製造施設を設立。この移転によって、生産体制がさらに効率化されました。

カスタムメイドの、バタフライナイフの製造からスタートしたこの会社は、トレードマークにもなっている蝶のロゴマークで、世界中のナイフユーザーに知られています。

クラス


ベンチメイドのナイフは、ゴールドクラス、ブラッククラス、ハント、ブルークラスの4つのクラスに分けられています。

ゴールドクラス:限定生産品のコレクターズ・アイテム
ブラッククラス:警察や軍隊などのプロ向けに作られたモデル
ハント:狩猟に適したモデル
ブルークラス:通常モデル・日常使い

クラスに属さない一部モデルを除き、基本的にMade in USAの信頼性の高いナイフを生産しています。

使用している鋼材・ハンドル材

世界に数ある鋼材の中でも、特にハイエンドな鋼材やハンドル材を使用しています。

代表的なブレード材

CPM-Cru-Wear
CPM-S30V / CPM-S90V
M-390
CPM-MAGNACUT

代表的なハンドル材

G10
カーボンファイバー
チタニウム(Ti-6AL-4V)
アルミニウム(6061-T6)

###独自のAXIS®ロック機構

1998年に特許を取得したAXIS®ロック機構。両手対応のこのロックシステムは、その強度と操作性の滑らかさで世界から高く評価され、BENCHMADEの代名詞とも言えるような特徴になります。
(axisロック写真 とるか? )

妥協なき品質

BENCHMADEにはLifeSharp という無料の修理保証サービスがついています。「Lifesharp(いつまでも鋭く)」では、必要に応じて、研ぎ直しのみならず、クリーニング、オイル注入、研ぎ、調整など、さまざまなメンテナンスを行います。
https://www.benchmade.com/pages/lifesharp

日本国内にBENCHMADE工場はないため、代理店 山秀(岐阜県関市)がBENCHMADEナイフの研ぎ直しを行っています。(有料)ナイフの研ぎに精通した熟練の職人が一本一本を手作業で研ぎ直しを行います。

代表的なシリーズと特徴

Griptilianシリーズ
BENCHMADEの代名詞とも言えるGriptilianシリーズ。2001年の発売以来、様々なバリエーションが展開されています。

Bugoutシリーズ
2017年に発売された比較的新しいシリーズですが、すでにBENCHMADEの看板モデルの一つとなっています。
超軽量
CPM-S30V鋼採用
強化ナイロン製ハンドル
アウトドア愛好家向けの機能性重視設計
(写真など載せる)

940シリーズ
1994年に発表された伝説的なモデル。デザイナーのWarren Osborne氏との協力で生まれました。

ADAMASシリーズ
軍事・法執行機関向けに開発されたナイフ。
耐久性重視の設計
サバイバル・戦術的用途に最適化

日本市場での展開

ここからは、BENCHMADEと日本 / 岐阜県関市の繋がりについての裏話を。

実は、パシフィックカトラリー時代 BENCHMADEの一部モデルは岐阜県関市の工場で製造されていたことはご存じでしょうか。

きっかけはアメリカオレゴンのナイフショーで、BENCHMADE 故 レス・デ・アシスと、山秀 2代目 山田敏雄がであったことでした。バタフライナイフの生産工場を探していたレスターへ、関市をOEM先として紹介したことが始まりでした。

その後、バタフライのみならず様々な種類のスポーツナイフを関市で生産していた過去があります。

まとめ

BENCHMADEは、40年以上にわたり、革新的な技術と妥協のない品質管理、外注に頼らない内製力により、ナイフメーカーとしての確固たる地位を築き上げてきました。

単なる道具としてではなく、所有する喜びを感じさせる芸術品としての側面も持ち合わせており、これがナイフ愛好家を魅了し続ける理由となっています。

日本国内では、正規代理店である山秀を通じて、この卓越したアメリカンナイフの世界をより身近に体験することができます。品質、機能性、そして所有する喜びを追求する方々にとって、BENCHMADEは最高の選択肢の一つとなるでしょう。

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