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山秀は
ベンチメイドやジョーカーなどの
有名ブランドのナイフに加えて、
デザインから製作まで
作家さんが、
一本一本を手作りで作る
カスタムナイフも
各種取り揃えています。
山秀の自慢のラインナップの一つです。
カスタムナイフを作られる方は
カスタムナイフメーカーとも呼ばれ、
ナイフのひとつひとつ
作家さんの個性やこだわりを
感じ取ることができます。
そのカスタムナイフメーカーの中で
今回はDEW HARAこと、
原龍一さんの工房に
お邪魔することができたので、
そのインタビューをお届けします。
作家さんらしい
物静かな佇まいの中に秘めた力強さを
感じますが、笑う姿がとてもかわいく、
親しみある方でした。
目次①カスタムナイフ作家になったきっかけ
:奥さまの後押しと驚愕のオファー
②ブランド名「DEW HARA」の由来:意外な物語
③山秀とのコラボナイフ:試行錯誤を経て第4弾まで
④最新作d4モデル:キャンプで幅広く使えるフォールディングナイフ
⑤インタビューはYouTubeからもご覧いただけます。
①カスタムナイフ作家になったきっかけ
お父様がナイフ作家(原幸治氏)で、
いつかはナイフを作るのかなと
思っていたそうですが、
なかなかタイミングがなかったとのこと。
ただ、27歳で結婚された時、
奥さまには
「将来、ナイフを作りたい」と
仰っていたそうです。
その奥さまから
「いつやるんだ?」
「どうするんだ?」と
詰め寄られ!!!
約10年後に行動開始。
当時はWEBデザインやカメラマンの
お仕事をされていたので、
収入が0になるが怖く、
WEBの仕事をしながら、
ナイフの仕事を兼業。
そんな日々が変わる
大きな機会になったのが
アメリカの
有名ナイフメーカー社長からの
直々のお誘い。
当時飛ぶ鳥を落とす勢いで
大人気だったナイフメーカー
マイクロテック社 トニー社長が
来日されるにあたって
現地とのやりとりをしていた原さん。
(留学経験あるので英語ペラペラ)
来日したトニー社長とは
会わなかったにも関わらず
(原さんは入れ替わりで米国視察)
日本帰国後、トニー社長から
メールで
・給与は隔週払い
・家賃は会社負担
という条件で、修行に来いとのお誘い。
「それは行くしかなかろう!」
と渡米し、それがきっかけで
ナイフ作家一本・・・と
なったそうです。
人に歴史あり。ですな。
②ブランド名「DEW HARA」の由来
原さんがアメリカに留学していた時、
英語には「RYU(リュウ)」の発音が
ないため、名前(龍一)の呼ばれ方で
困っていたとか。
そんな折、
炭酸飲料のMountain Dew
(マウンテンデュー)の発音が
自分の名前(RYUICHI)と似ている」
ことに気づき、それで「DEW」を
呼んでもらうことに。
そしてその名前をそのまま
ご自身のブランドしたそうです。
かっこいいネーミングの意外な物語。
③山秀とのコラボナイフ
山秀とDEW HARAで
コラボナイフを製作・販売しています。
第1弾の「d1」モデルから始まり、
現在「d4」まで作りました。
d1 BE-PAL コラボモデル ブラウンパッカーウッド(¥31,900)
最初のd1は、
「ブッシュクラフトナイフを作ろう」
という企画で始まったので、
グラインド(刃の形状)を
バトニング(薪割り)のしやすい
ハマグリ刃とも言われる
コンベックス刃で製作。
”ナイフのグラインドとは?↓↓”
ただ、ハマグリ刃は研ぎ
(シャープニング)などの扱いが
難しい・・・
ということで次の「d2」では
グラインドは
スカンジエッジのスタイルも
取り入れたフラット刃にし、
扱いやすくも薪を割っても
刃が入りやすいタイプにしました。
d1 & d2 比較
加えてハンドル材をツートンカラーのマイカルタに
変更しシックなイメージにまとめました。
またファイアスチールが
やりやすいように
エッジもギリギリまで立っています。
しかも、「d2」は
カスタムナイフにも関わらず、
1万円台で購入できるという
お財布に優しい価格は最大の特徴。
d2 D2 ブルー ブラック(¥19,800)
これは、d1は全て手作業製作ですが、
d2はミッドテックと呼ばれる
工程の一部を最新の工作機械を使用する工法で
製作したため。
なので、
d2はd1のミッドテックバージョンと
理解していただけると
良いかと思います。
あと、d2は革シースではなく
Kydexカイデックスシースを使用。
これは原さんも初めての試みで、
「カーボンファイバー調の模様が
入ってるのがかっこいいんだよね」
と仰ってました。
④最新作d4モデル
最新作「d4」は
キャンプで幅広く使える
フォールディングナイフ。
フォールディングナイフとは
折りたたみナイフのことで、
薪割り以外に幅広く様々なシーン使えるナイフです。
d4はハンドルが2種類あります。
天然オリーブウッドとブルーブラックマイカルタ。
作ったきっかけを聞くと、
こんな理由からでした。
「僕だけかもしれなけど、
薪を割ったナイフで調理したくない。
調理用のナイフが欲しいと思って
作った」
原さんが考えた
特殊なロック機構としては、
ダブルディテント。
ー開いたときに
ちゃんとテンションがかかる。
ー閉じたときに
ブレードが容易に開かないけれども
片手でも開けやすい。
ーそしてポケットクリップが
ついていて持ち運びしやすい。
ブレードは
幅広でフラットグラインドフラブレード。
2.5mmの薄めの刃厚が特徴。
野菜や肉、魚も一番 切れるように
フラットにしていて
刃先が薄くなると使いづらいという点も考慮して、オールマイティに使えるよう作られています。
d4 オリーブ VG-10 折り畳みナイフ(¥18,700)
d4 マイカルタ VG-10 折り畳みナイフ(¥18,700)
このナイフは女性が持ってても
かっこよさそう。
⑤インタビューはYouTubeにもアップ!
ぜひご覧くださいね。
渋くてかっこいい方です。
いかがでしたか?
山秀ではこれからも
インタビューなどを通じて、
カスタム作家さんや
彼らが作るナイフの魅力を
どんどん伝えていきたいと
思っています。
本日も最後まで
お読みくださりありがとうございました
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