BLOG
ブログ
・・・

アウトドアナイフやサバイバルナイフを選ぶ際に、「やっぱり国産のナイフがいい!」と思う方も少なくないと思います。
でも、実際にどんなブランドがいいのか、どこをこだわれば良いのか、悩まれる方もいらっしゃると思います。
そこで、本記事では刃物の町岐阜県関市で1940年から刃物問屋を営む山秀が、高クオリティの日本のナイフをご紹介します!
(注:こちらの記事は、国内に存在する全てのナイフブランドを網羅しているわけではありません。あくまで山秀独自の観点で選出させていただいたブランド様になります。)
ナイフの種類とおすすめモデル
.jpeg)
ナイフと一言で言っても、サバイバルナイフやブッシュクラフトナイフなど、種類は多種多様。今回は用途に合わせて最適な国産ナイフを紹介します。
日本製サバイバルナイフ・キャンプナイフ・ブッシュクラフトナイフ

まずご紹介するのは、アウトドアのシーンで活躍すること間違いなしのナイフたちです!
キャンプやサバイバル、ブッシュクラフトで使える日本製ナイフがほしい方は、シースナイフを選びましょう。
シースナイフとは、折りたたみ不可の、鞘付きナイフのことです。鞘は英語で Sheath(シース)といいますので、シースナイフと呼ばれています。
ブレードが、ナイフの持ち手まで一貫していますので、フィクスドナイフ(固定されたナイフ・固定刃)とも呼ばれます。
キャンプなどのハードな用途でも耐えうるため、人気の高いアウトドアナイフです。
おすすめの日本製シースナイフ
MOKI KNIFE Berg

岐阜県関市の老舗ナイフメーカー モキナイフの渾身の一本。福井県の武生特殊鋼材の高級ステンレスVG7を使用したブレードを、コンベックスグラインド(ハマグリ刃)に研ぎあげた、ブッシュクラフトに最適なナイフです。
ハンドルは緩やかなコークボトル型に手作業で削られており、握る人の手にしっかりとなじみ、長時間使用しても手を痛めない設計となっております。
鋼材・デザイン・信頼の関ブランド力・バランス・使い心地どの観点からも、最高の国産ナイフの一本といえます。
全長:230mm
刃長:110mm
刃厚:4.5mm
重量:205g
鋼材:VG7ステンレス / 420J2ステンレス 三層ラミネート材
ハンドル:ブラックリネンマイカルタ
付属:革ケース
¥28,930(税込)
詳細・お買い求めはこちら
BlackBoar CAMP MASTER


Black Boarは、越前打刃物伝統工芸士 岩井丈と、ナイフ店山秀が手がける鍛造ブッシュクラフトナイフブランド。
使用する鋼材は、国産高級鋼材の日立金属 青紙鋼。作り手は、越前打刃物伝統工芸士、史上最年少合格者岩井丈。
一本一本、工芸士が手作業で鍛造して作り上げる国内最高峰のブッシュクラフトナイフです。
国産で鍛造手作りナイフを使いたい方には、おすすめしたい一本です。
全長:254 mm
刃長:124 mm
刃厚:6 mm
重量:301 g
ブレード鋼材:青紙+ステンレス
ハンドル材:BKマイカルタ
¥60,500(税込)
黒鳥 アウトドアナイフ

土佐打刃物黒鳥は、高知県四万十町で150年の歴史を誇る鍛冶屋です。こちらのアウトドアナイフは、伝統工芸である土佐打刃物の技を洋ナイフへ生かした一本です。
なんといっても特徴は、表面の「黒打(くろうち)」仕上げでしょう。土佐打ち刃物の特徴の一つでもある、製造過程で黒くなった部分をあえて残し、刃の部分だけを研いだものを黒打仕上げと言います。
これによって、鋼による錆びやすさを若干軽減できるそうです。
職人の鍛造で叩き上げられた手作りの作品、5mm厚と、刃厚も十分にあります。日本らしい和を感じる、唯一無二の一本です。
全長: 245 mm
刃渡り: 115 mm
厚み: 5 mm
鋼材:青紙二号割込
ハンドル:共柄+ナチュラルウッド
シース:革鞘
¥38,500(税込)
原 幸治 x 三星刃物 Northern Land


Northern Land エアステップは、日本を代表するカスタムナイフメーカー原幸治氏と、老舗刃物メーカー三星刃物が共同開発したセミカスタムナイフ。
切れ味抜群のハイス鋼(SKH51)を使用し、DLCコーティングによる耐摩耗性・耐腐食性を実現。
日本の段々畑をイメージしたエアステップハンドルは、美しさと抜群のグリップ力を兼ね備え、バトニングから繊細な作業まで自在に対応。
「一生モノの相棒」として、機能性・耐久性・デザインすべてが揃った一本。
全長 268mm
刃長 約126mm
刃厚 4mm
重量 245g(本体のみ)
鋼材 ハイス鋼(SKH51)
ブレードコーティング DLC
グラインド コンベックス
タング フルタング
ハンドル材 スペイン製特殊強化木
¥66,000(税込)
詳細・お買い求めはこちら
日本製フォールディングナイフ
続いて、サブナイフとして大活躍する折りたたみナイフ(フォールディングナイフ)をご紹介! コンパクトさゆえ、ポケットナイフとも呼ばれます。それでは、日本のメーカーが作る折りたたみナイフをご紹介します!
肥後守(ひごのかみ)
肥後守(ひごのかみ)は、明治時代から親しまれてきた日本の伝統的な折りたたみ式ナイフです。兵庫県三木市で生まれ、もともとは子どもたちの工作や鉛筆削りに広く使われていました。ロック機構はなく、ブレード後端の「チキリ」を親指で押さえて使用するのが特徴です。価格帯は、製造工程の違いから、1,000円~1万円程度と幅広いです。

肥後守 本割込 剣型 真鍮
全長:約175mm
刃長:約75mm
刃厚:約3mm
重量:約 54 g
白紙割込
¥8,250(税込)

肥後守 SK鋼割込 黒 特大(120mm)
¥1,870(税込)
全長:約213mm
刃長:約92mm
刃厚:約2mm
重量:約63g
鋼材:SK鋼割込
スパイダルコ(G・SAKAI製)
スパイダルコはアメリカ・コロラド州発のナイフブランド。特徴的な丸い「サムホール」が代表的なデザインで、EDC(Every Day Carry)ナイフとして世界中で高い人気を誇ります。
ここで、「日本製ナイフ特集なのに、どうしてアメリカブランドが?」と思われた方もいらっしゃると思います。
実は、スパイダルコのデリカのブレードの裏側をみると、
-edited.jpeg)
MADE IN SEKI, JAPANの刻印が。 そう、実はこちら、岐阜県関市のナイフファクトリーがアメリカから委託を受けて生産しているのです。
ブレード鋼材も国産の福井県 武生特殊鋼製VG-10を使用。スパイダルコは、その軽量さと、切れ味の長持ちさから、 かつてスウェーデンのエベレスト登頂隊とアメリカのエベレスト登頂隊に登山ナイフとして使用された実績があります。
関市製スパイダルコ商品
スパイダルコ エンデューラ4

全長:223mm
閉長:125mm
刃厚:3mm
刃長:97mm
重量:94g
ブレード材:VG-10
ハンドル材:FRN(ガラス繊維強化ナイロン)
ロックバック
¥17,160(税込)
スパイダルコ デリカ4

全長:180mm
閉長:107mm
刃長:73mm
刃厚:2.5mm
重量:65g
ブレード材:VG-10 ステンレス
ハンドル材:FRN(ガラス繊維強化ナイロン)
ロックバック
¥15,840(税込)
詳細・お買い求めはこちら
釣り用ナイフ
G・サカイ「サビナイフ」シリーズ
釣り用ナイフとして人気のサビナイフ。高耐食性ステンレスを使用し、海水環境でも錆びにくいです。以下のナイフは海釣りなどの大きめの魚には向いています。渓流釣りを想定されている方はもう少し小さい「トラウトアンドバードナイフ」 などが向いていると思います。モキナイフを掲載します。
G・Sakai SABI KNIFE3

ブレード材:ローカーボンステンレス
ハンドル材:FRN(ガラス繊維強化ナイロン)
全長:243mm
ブレード長:131mm
重量:120g
刃厚:2.3mm
グラスファイバー強化ナイロンケース付
コアロックベルトクリップ付
(ベルト幅38mmまで使用可能)
¥14,278(税込)
詳細・お買い求めはこちら
GSakai SABI KNIFE6

ブレード材:H-1鋼(HRC56~57)
ハンドル材:FRN(ガラス繊維強化ナイロン)
全長:209mm
ブレード長:93mm
重量:120g
刃厚:3.5mm
グラスファイバー強化ナイロンケース付
コアロックベルトクリップ付
(ベルト幅38mmまで使用可能)
¥15,367(税込)
詳細・お買い求めはこちら
モキナイフ トラウト&バード

全長:182mm
刃長:83mm
刃厚:2mm
重量:50mm
鋼材:AUS-8 ステンレス
ハンドル材:かりん
付属品:革ケース
¥14,960(税込)
剣鉈
「ナイフ」ではないですが、言わずと知れた剣鉈もご紹介します。日本製のナイフに関心がある方で、剣鉈に興味がない人はいないのでは?!
Red Orca
レッドオルカ(Red Orca)は、高知県土佐山田町にある秋友鍛造所が展開する刃物ブランド。伝統的な『甲伏せ造り』を用いて、強靭で高品質な刃物を製作しています。
レッドオルカ 黒打剣鉈 甲伏せ造り 7寸 (210 mm)

全長:約370 mm
刃長:約210 mm
刃厚:約5 mm
重量:約397 g
鋼材:甲伏せ造り
柄:樫柄焼柿渋塗+ステン八角鍔付
鞘:牛革シース
¥50,160(税込)
詳細・お買い求めはこちら
レッドオルカ 黒打剣鉈 甲伏せ造り 8寸 (240 mm)

全長:約400 mm
刃長:約240 mm
刃厚:約5 mm
重量:約399 g
鋼材:甲伏せ造り 白紙
柄:樫柄焼柿渋塗+ステン八角鍔付
鞘:牛革シース
¥69,300(税込)
詳細・お買い求めはこちら
土佐打刃物 黒鳥

序盤でご紹介した土佐黒鳥ブランドから人気の剣鉈をご紹介。
耐摩耗性に優れる日立青紙鋼を割り込み、少し細身の取り回しやすい195mmサイズ。量産の利器材ではない1本1本手打鍛錬された最高レベルの切れ味をご堪能下さい。槐(エンジュ)を使った厚みのある手造りハンドルもおすすめポイントです。
剣鉈 6.5寸(195mm) 青紙2号 割込 土佐打刃物 黒鳥
全長:6.5寸(195mm)
刃厚:6.2mm
重量:274g
柄:槐(エンジュ)
鞘:牛革シース
¥58,300(税込)
詳細・お買い求めはこちら
まとめ
いかがだったでしょうか?
日本製のナイフを特集してみました。みなさんがお探しの商品は見つかりましたか?
ロマン溢れる一本には、他の工芸品や民芸品にはマネできない美しさがあります。
今回ご紹介したナイフは全て山秀オンラインショップで販売しています。ぜひ手に入れてみてください。
山秀オンラインナイフショップ
山秀は通販のみならず、岐阜県関市にショールームもございます。土曜日以外は開店してますので、ぜひ一度お立ち寄りください。
ありがとうございました!!
CONTACT
お問い合わせ一覧
chevron_right【定休日】
土曜、祝祭日、年末年始、お盆
【営業時間】
月~金・日曜 10:00~17:00