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ナイフ初心者向けの
ナイフ用語解説。
第2回のは「グラインド」です。
これまでの内容
ナイフ用語解説①ナイフの種類別・用途別の用語
さて、グラインドとはなんでしょう?
グラインドは
英語で「解く削る」という意味で
刃物の世界では
『刃がどのような形に
削られているか』を示す言葉。
刃の断面形状を見ます。
このグラインドは
大きく分けて、6種類あり、
シーンに合わせた
グラインド(刃の形状)を選ぶと
効率的で安全なナイフワークが
できるようになりますので
ぜひ覚えてくださいね。
【主なグラインドの種類】
①ホロー
②フルフラット
③フラット
④スカンジ
⑤コンベックス
⑥チゼル
それぞれの刃の特徴と
どんなシーンに向いているか
順に解説しますね。
①ホロー
ブレード(刃)の側面を
凹状に削ったもの。
刃先が細いの特徴。
刃先が細いと切れ味がよい。
研ぎ直しがしやすく、
研ぎやすさでは初心者向きです。
研ぎ直しがしやすく
適度が切れ味を簡単に戻すことが
できるためか、
ミリタリーナイフや
サバイバルナイフでは
ホローの採用が多いです。
ただ、逆を言えば、
刃先が薄く欠けやすい。
つまり、強度はあまりないので、
バドニング(薪割り)などには
適していません。
②&③フルフラット/フラット
フラットグラインドは、
包丁のような形状をしているナイフ。
ホローよりも適度に強度があり、
刃先のコントロールが
ホローよりもし易い
(=切り易い)です。
なので、食材カットに
適しています。
④スカンジ
スカンジは、
古くから北欧ナイフにある
グラインド。
刃先が鋭角なのが特徴で、
刃が厚く耐久性もあるため、
薪を割る
木を削る
枝を払う
などのキャンプシーンで
おすすめ。
バドニングは力を入れずに
薪を割りやすい。
ただ、刃先が鋭角な分
食材カットには若干不向き。
研ぎ直しも砥石にあてる角度が
わかりやすいので、初心者でも
研ぎ易いのも特徴のひとつです。
⑤コンベックス(ハマグリ刃)
断面がふくらんで
厚く強度(刃の厚みがある)があり、
鉈(なた)や斧(おの)で
使われる形状。
そのため、
バトニング(薪割り)など
ブッシュクラフトに向いています。
なんどやっても疲れない。
バドニング初心者の方には
おすすめしやすいナイフです。
難点なのは研ぎが難しいこと。
⑥チゼル(片刃)
別名シングルエッジとも。
日本でチゼル(Chisel)とは
ノミやタガネの事を指す言葉です。
背骨から刃先までの
片側が完全に平ら。
その名の通りノミなど
大工道具に多い刃形状ですが、
他にも鉈(なた)や包丁にも
片刃刃物は昔から使われています。
鋭角ながら十分な刃肉があり、
厚いもの、固いものを割る、
削ることに適した強度があります。
この強度を求め一部のナイフにも
使われています。
キャンプにはどのグラインドがいいの?
どのシーンに
どのグラインドが適している
というものはないです。
一人ひとり
・使いやすさ
・握りやすさ
・扱いやすさ
は違いますから・・。
なので、
ぜひ山秀の実店舗で
ナイフとの相性を
試していただきたいですが、
遠方なので
それは無理!!という方向けに
グラインド別の
バトニングや食材カットを
試したYouTubeがありますので
ぜひご覧ください。
2023年GW期間中営業について
なお、山秀実店舗は
GW期間中
下記の通り営業いたします。
皆様のご来店を
スタッフ一同楽しみにしています!
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